このところSDGsという文字を見る機会が増えているような気がします。いろいろな企業が関連した活動や新規のビジネスにこの言葉を活用しています。勿論、政府や自治体、大学でも積極的に使用しています。

このSDGsのことについては、あらためて説明する必要はないかも知れませんが、簡単にその内容を整理しておきたいと思います。SDGsとはSustainable Development Goalsの頭文字で、日本語では持続可能な開発目標と訳されています。2015年9月、「国連持続可能な開発サミット」が開催され、150を超える首脳が参加して、2030年まで先進国も途上国も取り組むべき普遍的な目標として採択されました。

■国際連合広報センターサイト
http://www.unic.or.jp/activities/economic_social_development/sustainable_development/2030agenda/

■外務省サイト
https://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/sdgs/about/index.html

それは17の目標と169のターゲットからなっています。その17の目標は、どれもが東海大学の目指すQOL向上の内容と重なることに気付かれることと思います。

例えば3番の「すべての人に健康と福祉を」という目標実現のために、この春には新たに健康学部を設立いたしました。7番の「エネルギーをみんなにそしてクリーンに」に関してもソーラーカーを始めとするチャレンジセンターライトパワープロジェクトや排熱から簡易にエネルギーを取り出す工学部の研究などはまさにこの目標に沿った東海大学の活動とも言えます。14番の「海の豊かさを守ろう」として、日本で初めて海に関して広く教育・研究を行う海洋学部を設立したのも東海大学です。16番の「平和と公正をすべての人に」は、まさに東海大学の建学の思想そのものです。
ということで、東海大学も積極的にこのSDGsを大学としての活動に取り込むために、国連が提唱しているアカデミックインパクトに参加をしたり、内閣府事業の地方創生SDGs官民連携プラットフォームに登録をする予定です。また12月3日から大学のホームページや小田急線のトレインチャンネル、品川駅のデジタルサイネージなどで、SDGsを取り入れた東海大学イメージムービーを配信しています。今後も東京駅やJR山手線、札幌や熊本でも展開を予定しています。地域連携センター所長で教養学部芸術学科の池村教授が素晴らしいSDGsを入れた東海大学QOLのロゴを作って下さいましたので効果的に活用していきたいと考えております。

第一弾はこのブログの表紙にもなっているロダンの考える人をモチーフにしたものですが、今回の第二弾もそのコンセプトを踏襲しています。昨年の私のシーンは、考えているというより、眠っているように見えるというご意見をいただきましたので、今年は最後に眼を開いて前を見るという内容になっていますので、是非ともご覧になって下さい。

https://www.u-tokai.ac.jp/about/movie/

急に寒くなって来ました。今年もあと2週間あまりです。忘年会が続くかと思いますが、自戒も含め飲み過ぎには気をつけましょう。ではまた…。