令和になって3週間、大型連休もあり元号が変わった実感が湧かないのですが、平成のうちにお送りするとお約束した学位授与式・入学式2019年春のパート2を、旬を過ぎて遅ればせながらお届けします。連休中はアメリカ・ヨーロッパと出張が続き、帰国してからも雑事に紛れ、ブログの執筆が延び延びになってしまいました。何卒お許し下さい。

湘南校舎の入学式は4月2日でしたが、その前日の4月1日には新年度がスタートしました。学長にとって新入生を迎える入学式のメッセージは、毎年身の引き締まる思いで作っています。それと同じくらいに緊張するのが年度初めの学長方針説明です。今年度から大学の副学長の陣容が代わったことなどを中心にお話をいたしました。

2019東海大学春学長抄訳

さて、肝心の入学式です。今年度も7000名近い多くの新入生を迎えることが出来ました。私の英語による式辞は、3年目になります。皆さんが一瞬戸惑った表情をされるので、申し訳ないという気持ちにもなります。後半には「皆さんが卒業される4年後に入社する会社の社長が日本人とは限りません。これからの4年間語学だけでなくグローバル人材となるための研鑽を積んで下さい」と結んでいます。

■湘南キャンパスで2019年度春学期入学式を挙行しました
https://www.u-tokai.ac.jp/about/campus/shonan/news/detail/2019_4.html

ところで、いつも入学式では理事長の祝辞・学長の式辞に加えて卒業生の方をお招きして激励の言葉を頂戴しています。これまでも多くの方から素晴らしいお話を頂きました。航空宇宙学科航空操縦学専攻の一期生でパイロットになり、若くして女性機長になった松宮純恵さんからは「チャンスはどこに転がっているか分からない。自分の目標をきちんと定めていると、それがちゃんと見つかる」といった印象的な言葉をいただきました。札幌や九州でも、それぞれのキャンパスを卒業した先輩をお招きし、とてもいいお話をして頂いています。

今年の湘南キャンパスでの激励のお話は、例年とは少し趣を変え、駅伝監督の両角速先生にお願いしました(勿論、両角先生も東海大学の卒業生です)。駅伝の活躍は今年に入って私のブログでも紹介しましたが、そうした栄光の話とは異なり、それに至るまでの両角先生の苦悩とそれに打ち勝った道のりをお話し頂きました。大学の公式サイトで紹介していると思いますので、私からのまた聞きではなく直にその映像をご覧になって下さい。尚、両角先生は「前に進む力―Keep Going」(東海教育研究所)という本を先般出版されました。こちらも、ご興味のある方はお読みになって下さい。

公式YouTube 【2019年度東海大学春学期入学式祝辞】両角速先生

では、今回はこれにて失礼いたします。早々に次の記事をお届けいたしますので、長いブランクを何卒お許し下さい。